歯周病を根本的に改善する
「歯周内科治療」
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歯周病の原因となる細菌を除菌
歯周病は、「歯周病菌」と呼ばれる細菌による感染症です。
よく歯石が原因だと思われている患者様がいらっしゃいますが、ただしくは「細菌」が原因です。
一般的な歯周病の治療では、歯垢(プラーク)や歯石を取り除くことで歯周病菌の除去を目指します。歯垢や歯石を除去することは大切ですが、あくまでも歯の表面的な問題のため、間接的なアプローチです。
歯周病の原因は「細菌」です。
特に重度な歯周病に悩まれている患者様に対しては「細菌」に対して直接アプローチしなければ、歯周病はなかなか治らなかったり、すぐに再発してしまいます。
歯周病の原因である、細菌そのものを除菌する歯周病治療が当院で行っている「歯周内科治療」です。
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First Point
PCR検査による原因菌の特定
口の中の細菌をただ単に除去すればいいというわけでもありません。
口の中には健康を維持するために必要な菌も存在しています。
良い菌まで除去してしまうと口内環境のバランスが崩れてしまい、さまざまな病気の原因となってしまうことがあります。
そのため、歯周病の原因菌がどれくらい口の中にいるかをしっかり検査する必要があります。
◆ 歯周病の原因菌を特定する検査
位相差顕微鏡検査
特殊な顕微鏡(位相差顕微鏡)を活用してお口の細菌の活動性や種類等を確認します。
リアルタイムPCR検査
リアルタイムPCR検査(遺伝子検査)では、特に歯周病を急速に進行させる6種類の悪い菌がどれくらい口の中にいるか測定します。
一般的な歯周病の検査では歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間が何ミリ深いかしか調べません。
当院では、こうした科学的な検査によって原因菌を特定し、異常がみつかれば、その菌へアプローチしていきます。 -
Second Point
「投薬による原因菌の除菌」
歯周病の原因菌を特定し、検査結果に合わせた「投薬療法」で歯周病菌を徹底的に殺菌します。
お口の中全体の歯石除去に併せて、抗生物質と抗真菌薬を処方することで、薬の効果が最大限に得られます。また、ご自宅での歯磨きの時も毎回新しい歯ブラシに交換してもらいます。 これは、歯ブラシに菌が付着しているからです。
徹底して口腔内の歯周病原因菌を除菌してから再度PCR検査を行い、どれくらい菌が減ったかを確認します。
歯周病治療を担う歯科衛生士
歯周病はお口の中だけではなく、全身疾患との関連性もあります。糖尿病や心筋梗塞、狭心症、肺炎、早産・低体重児などとも密接な関わりがある怖い病気です。
一人でも多くの方に「歯周病=歯を失う」だけでなく「歯周病=命にかかわる場合もある」ということを知って頂きたいです。
そして、歯周病を予防するうえで最も大切なことは患者様ご自身のホームケアです。その患者様のホームケアを二人三脚で支えるのが歯科衛生士です。
当院では、お一人お一人違う患者様の口腔内の状況やライフスタイルに合わせたホームケアの仕方を歯科衛生士がしっかりとお伝えします。
「歯周病が気になる」「なかなか良くならない」とお困りの方、当院ではこうした歯周病を根本的に治療する方法もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。