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「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」どれがいいの?

2024.06.19

失った歯を補うために、様々な治療の選択肢があります。

この記事では、欠損補綴と言われる、歯を失った後の治療方法である「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯(義歯)」の三つの治療法の違いについて詳しく説明し、それぞれの利点と欠点を比較します。

それぞれのメリット・デメリットをよく知らずに選んでしまうと、将来後悔することになってしまいます。

どの治療法が自分に最適かを判断して、納得した治療を受けられるための参考にしてください。

理事長越前谷澄典の紹介


【この記事の監修歯科医師】

越前谷 澄典 先生

歯科医師/歯学博士
医療法人社団スマイルオフィスデンタルクリニック 理事長
GDHインプラントオフィス札幌 院長

北海道医療大学歯学部卒業。
年間1,000本以上のインプラント埋入の手術を行ない、日々歯科の技術と知識の向上に情熱を注いでいます。

1. インプラントとブリッジの比較

2. インプラントと入れ歯の比較

3. インプラントとは?
・インプラントの構造と仕組み
・インプラント治療の流れ
・インプラントのメリットとデメリット
・インプラントが適しているケース

4. ブリッジとは?
・ブリッジの仕組みと種類
・ブリッジの治療の流れ
・ブリッジのメリットとデメリット
・ブリッジが適しているケース

5. 入れ歯とは?
・入れ歯の種類と特徴
・入れ歯の作製過程
・入れ歯のメリットとデメリット
・入れ歯が適しているケース

6. それぞれの治療法の比較
・見た目(審美性)
・機能性(噛む力や話しやすさ)
・治療期間とプロセス
・費用面の比較と寿命
・メンテナンスのしやすさ

7. どの治療法があなたに適しているのか?
・適用範囲
・ライフスタイルや要望に合わせた選択

8. 一番良くない選択肢
・抜いた歯を放置するとデメリット

9. おわりに:一番は納得した治療を受けていただくこと

1. インプラントとブリッジの比較

ブリッジと入れ歯で比較される人は少ないですが、インプラントとブリッジで悩まれている人は非常に多いです。
インプラントとブリッジの比較をまとめてみました。

インプラントとブリッジの比較

ブリッジは両隣の歯を削るため、長く使用することが非常に困難で、将来的にさらなる歯の喪失に繋がっていくリスクがあります。

そのため、「歯を大切にしたい」という理由がインプラントを選ぶ理由として非常に多いです。

反対にブリッジを選ぶ理由の多くが、金銭面と手術が怖いという不安です。

ブリッジも機能性は優れているので、すぐに日常生活に支障をきたすようなことにはなりませんので、とりあえずブリッジを選択するという方も少なくありません。

2. インプラントと入れ歯の比較

残念ながらブリッジの適用範囲は限られており、複数の歯を失うとブリッジは出来なくなってしまいます。
そうなるとインプラントか入れ歯の選択になります。

インプラントと入れ歯の比較

一度、入れ歯を使ってみてから考えるという人もいらっしゃいますし、その後入れ歯を使ってみたけど、やっぱりインプラントがしたいという患者様は非常に多いです。

それぞれの治療について、もう少し詳しく解説していきます。

3. インプラントとは?

インプラントとは

・インプラントの構造と仕組み

インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
インプラントはチタン製のネジで構成されており、骨と結合することで天然の歯のような見た目、噛み心地、安定性と強度が得られます。

・インプラント治療の流れ

インプラントのおおまかな治療の流れです。

① 初診とカウンセリング:患者の口腔内を診断し、インプラント治療が適しているかを判断します。
② 外科手術:チタン製のインプラントを顎骨に埋め込みます。
③ 治癒期間:インプラントが骨と結合するまで約3〜6ヶ月かかります。
④ アバットメント装着:インプラントにアバットメント(支台)を取り付けます。
⑤ 最終的な人工歯の装着:人工歯(クラウン)をアバットメントに固定します。

インプラントの詳しい治療の流れなどに関してはこちらのページをご参照ください。

・インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット

・自然な見た目と感触
・長期間の耐久性
・天然歯と同程度の咀嚼力があり問題なく食事ができる
・他の歯を削る必要がない
・顎骨の維持を助ける(顎骨が痩せるのを防ぐ)

インプラントのデメリット

・外科手術が必要のため、健康状態によっては手術が受けられない可能性がある
・歯科医師の専門的な技術が必要となるため、医院によっては対応していない
・治療期間が長い(1回あたりの時間は短いが、3ヶ月以上はかかることが一般的)
・自由診療のため一時的にかかる費用の負担が大きい

・インプラントが適しているケース

・いつまでも笑顔で食事や会話を楽しみたい人
・健康な顎骨を持っている人
・隣接する歯に影響を与えたくない人
・しっかりと通院ができる人

4. ブリッジとは?

ブリッジとは

・ブリッジの仕組みと種類

ブリッジは、失った歯の両側にある健康な歯を支えにして、橋渡しのように人工歯を固定する治療法です。
支えとなる歯を削り、そこにクラウンを装着します。

ブリッジとなるクラウンの材料には金属のものからジルコニアのセラミックのものまであります。
保険適用となるのはいわゆる銀歯のブリッジと表面がレジンで覆われているものだけです。

・ブリッジの治療の流れ

① 初診とカウンセリング:ブリッジ治療が適しているかを判断します。
② 支えとなる歯の準備:支台歯(支えとなる歯)を削り、型を取ります。
③ ブリッジの装着:完成したブリッジを装着し、調整します。

・ブリッジのメリットとデメリット

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジのメリット

・素材によっては自然な見た目が可能
・治療期間が比較的短い
・固定されるのでしっかりとした噛み合わせ

ブリッジのデメリット

・素材によっては審美性が悪くなる
・両隣の歯を削る必要がある
・支えとなる歯に負担がかかる
・清掃性が悪くなるため虫歯や歯周病が進行しやすい
・歯ブラシ以外にもブリッジ用の清掃器具を使用する必要がある
・歯がないところの顎骨が痩せていく

・ブリッジが適しているケース

・隣接する歯がある場合
・短期間で治療を完了したい人
・外科手術を避けたい人
・機能や見た目、長持ちするかどうかよりも、治療費を抑えたい人
・何よりも治療費を抑えたい人

5. 入れ歯とは?

入れ歯とは

・入れ歯の種類と特徴

入れ歯は、取り外し可能な人工歯で、部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。
部分入れ歯は一部の歯を補うもので、総入れ歯は全ての歯を補うために使用されます。

・入れ歯の作製過程

① 初診とカウンセリング:患者の口腔内を評価し、入れ歯の種類を決定します。
② 型取り:口腔内の型を取ります。
③ 試適と調整:製作過程の入れ歯を試着し、必要な調整を行います。
④ 入れ歯の装着: 完成した入れ歯を装着し、調整します。

・入れ歯のメリットとデメリット

入れ歯のメリット・デメリット

入れ歯のメリット

・適応範囲が広い
・比較的低コスト
・短期間で作製可能
・取り外しが可能で清掃が容易

入れ歯のデメリット

・装着感に違和感がある
・定期的な調整や作り直しが必要
・噛む力が弱い
・金属のバネをかける歯への負担が大きい
・金属のバネが見えると見た目が悪くなる
・歯茎を傷つけるなど、痛みを伴うトラブルが多い
・歯がないところの顎骨が痩せていく

・入れ歯が適しているケース

・インプラントやブリッジができない人
・予算が限られている人
・外科手術を避けたい人
・短期間で治療を完了したい人

6. それぞれの治療法の比較

・見た目(審美性)

インプラント:非常に自然な見た目を提供し、自分の歯と見分けがつきません。

ブリッジ:自費診療のセラミックのブリッジであれば自然な見た目が可能です。

入れ歯:自然さではインプラントやセラミックのブリッジに劣ります。部分入れ歯の場合、バネが見えて審美性が悪くなることがあります。

・機能性(噛む力や話しやすさ)

インプラント:天然の歯と同様の噛む力があり、話しやすさもほぼ変わりません。

ブリッジ:しっかりとした噛み合わせを提供しますが、それだけ支えとなる歯に負担がかかります。話しやすさもほぼ変わりません。

入れ歯:噛む力は他の治療法に比べて非常に弱く、装着感にも慣れないと話しにくいです。

・治療期間とプロセス

インプラント:治療期間は他の治療に比べて長く、最低でも3ヶ月〜6ヶ月はかかります。

ブリッジ:比較的短い(数週間)。

入れ歯:短期間で作製可能(数週間)。

※抜歯後の傷口の状態や他の歯の状態によっても治療期間は変わります。
※あくまでもそれぞれの治療だけにかかる期間です。

・費用面の比較と寿命

インプラント:保険が適用とならないため治療費は高額ですが、長期的に使用可能です。

ブリッジ:保険がきくものであれば比較的安価ですが、5年くらいで新しく作り替えたり、再治療が必要となります。

入れ歯:比較的低コストですが、定期的な修理と3年くらいで新しく作り替える必要があります。

・メンテナンスのしやすさ

インプラント:日常的な歯磨きでメンテナンス可能。

ブリッジ:専用の清掃用具が必要となります。

入れ歯:入れ歯を外して、入れ歯を洗浄するのと、歯茎の汚れも軟らかい歯ブラシで優しく取り除く必要があります。

7. どの治療法があなたに適しているのか?

・適用範囲

インプラントとブリッジに関しては、適用とならないケース、つまり治療を受けられない人がいます。
それぞれの適用範囲です。

インプラント:健康な顎骨が必要で、全身の健康状態も良好であることが求められます。

ブリッジ:隣接する歯が健康である必要があります。

入れ歯:健康状態や他の歯の状態に関わらず広く適用可能。

・ライフスタイルや要望に合わせた選択

機能性や審美性がそれぞれ異なりますので、患者様の要望を叶えられる治療を選ぶ必要があります。

インプラント:長期的な安定性を求める人に最適。

ブリッジ:短期間での治療を望む人に適しています。

入れ歯:予算を重視する人や取り外し可能な治療法を希望する人に適しています。

8. 一番良くない選択肢

一番良くない選択肢は「抜いた歯をそのままにしておく」ことです。
歯を失うと、その隙間を埋めようと歯が傾いたり挺出していきます。

・抜いた歯を放置するとデメリット

・噛み合わせが悪くなり、他の歯に負担がかかります。
・歯並びが悪くなり清掃性が悪くなり、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
・治療しようと思った時に追加の治療が必要となります。

9. おわりに:一番は納得した治療を受けていただくこと

歯を失うと、「食事」「会話」「笑う」といったこれまで当たり前にできていたことにストレスやコンプレックスを感じるようになってしまいます。
お一人お一人、どのような人生を送りたいかによって治療の選択は変わってきます。
どの治療法が最適かを判断するためには、それぞれの治療の内容をしっかりと理解して、歯科医師とよく相談して決めることが重要です。

ただ、インプラント治療はどこで受けても同じではありません。
術式、使用するもの、インプラントの埋入計画など歯科医師によって様々です。

そのため、安心して受けるためにもホームページなどで情報を集めるのも大切ですが、一度相談してみることをお奨めします。
院長先生の人柄、自分と同じような症例の実績があるかなど、直接相談しないとわからにことも多いです。

また、どの治療を選択されても、メンテナンス(定期的な検診)は必要です。
医院選びの際は、治療することだけでなく、その後もメンテナンスも含めて信頼できる医院を選択されることをお勧めします。

スマイルオフィスデンタルクリニックでは、各治療法の専門家があなたに最適な治療法を提案します。
まずはあなたの疑問や悩みをお気軽にご相談ください。

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