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歯が抜けたまま放置してしまっている方へ|歯を失った後の治療の方法について

2024.07.04

歯が抜けたままの状態で放置することは、多くの人が軽視しがちな問題です。

しかし、そのまま放置すると、さまざまな健康上のリスクが生じる可能性があります。

この記事では、歯が抜けた原因から放置することのリスク、そして抜けた歯を補う治療法までを詳しく解説します。

理事長越前谷澄典の紹介


【この記事の監修歯科医師】

越前谷 澄典 先生

歯科医師/歯学博士
医療法人社団スマイルオフィスデンタルクリニック 理事長
GDHインプラントオフィス札幌 院長

北海道医療大学歯学部卒業。
年間1,000本以上のインプラント埋入の手術を行ない、日々歯科の技術と知識の向上に情熱を注いでいます。

早期に治療を受けることで、健康な口腔環境を維持し、生活の質を向上させる方法を見つけましょう。

1. 歯が抜けた原因

・虫歯
虫歯は、歯が抜ける最も一般的な原因の一つです。進行した虫歯は歯の構造を破壊し、最終的には歯を支える骨や歯茎にまで影響を及ぼします。これにより、歯が抜け落ちることがあります。

・歯周病
歯を失ってしまう一番多い原因は歯周病です。歯周病は歯茎や歯を支える骨を侵食する病気です。歯周病が進行すると、歯茎が後退し、歯がぐらぐらして最終的には抜け落ちることがあります。

歯周病が怖いのは痛みなどの症状がほぼない状態で進行していき、自覚症状が出た後では手遅れで、歯を抜くしかなくなることがほとんどです。

そのため、初期の段階で適切に治療しないと、深刻な問題に発展します。

・外傷
事故やスポーツによる外傷も、歯が抜ける原因となります。強い衝撃を受けると、歯が根元から抜けてしまうことがあります。このような場合は、できるだけ早く歯科医に相談することが重要です。

・咬合性外傷
歯周病に食いしばりや歯軋りなどの「強い力」が合わさると、歯の動揺(ぐらつき)が加速して、歯が抜けてしまうことがあります。
歯周病が進行していない歯でも、通常ではかからないような強い力が慢性的に加わると歯槽骨の破壊が起きることがあります。
こういった症状を「咬合性外傷」と呼んでいます。

噛んだ時に痛みが出たり、歯が大きく動いたりする症状です。
虫歯や歯周病以外にもこうした噛み合わせが原因で起こる症状もあります。

・入れ歯のバネ
長期間にわたって合っていない入れ歯を使用している場合、入れ歯のバネを引っ掛けている歯に大きな力が加わり骨吸収が進みやすくなります。

入れ歯のバネ

2. 歯が抜けたまま放置するリスク

・噛む力の低下と消化不良
歯が抜けたまま放置すると、噛む力が低下します。噛む力が不十分だと、食べ物を十分に噛み砕くことができず、消化不良を引き起こす可能性があります。これにより、胃腸に負担がかかり、消化器系の問題が発生することがあります。

・歯の移動
歯が抜けた部分の隣の歯や噛み合う歯は、空いたスペースに移動する傾向があります。これにより、歯列が乱れ、噛み合わせが悪くなることがあります。噛み合わせが悪いと、顎関節症などの問題が発生する可能性があります。

・歯列の乱れ
抜けた歯の影響で歯列が乱れると、清掃性が悪くなり、他の歯の清掃が難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせが変化するため、一部の歯に異常な力が集中して加わる状態となり、咬合性外傷のリスクも高まります。

・顎の骨の退化
歯が抜けたままの状態で放置すると、顎の骨が退化することがあります。歯がない部分の骨は刺激を受けないため、徐々に吸収されて薄くなります。これにより、顎の骨が弱くなり、顔の輪郭が変わることがあります。

・見た目の問題と心理的影響
歯が抜けたままの状態は、見た目にも大きな影響を与えます。前歯が抜けている場合、話すときや笑うときに見えるため、心理的なストレスを感じることがあります。自信を失い、人前で話すことや笑うことを避けるようになることもあります。

このように、歯が抜けたまま放置するとデメリットばかりで良いことはありません。
「奥歯だから見えないからそのままでいいや」と思っていると、後々他の歯も悪くなってしまい、いざ治療をする際に大変になってしまいますので注意が必要です。

3. 歯が抜けた後の治療法

歯が抜けた後の治療方法の選択肢について紹介します。治療方法は大きく分けて3つあり、保険適用のものから自費治療のものまで様々です。

それぞれの治療の特徴をしっかり理解して、ご自身のお口に最適な方法を選ばれることをおすすめします。

・ブリッジ

ブリッジは、抜けた歯の両隣の歯を支えとして、橋渡しのように人工の歯(クラウン)を繋げる治療方法です。自然な見た目と噛む力を取り戻すことができます。

クラウンは、保険が適用される銀歯やプラスチックの素材から自費治療のセラミックの素材まで幅広くあります。

メリット
・自然な見た目
・取り外し不要で固定されているため、安定感がある
・比較的短期間で治療が完了する
・セラミックの素材であれば審美性が回復する

デメリット
・クラウンを被せるために、隣の健康な歯を大きく削る必要がある
・ブリッジの下に食べ物が詰まりやすい
・残っている歯の本数やブリッジの大きさによっては適応とならない
・ブリッジの繋がっているところは清掃しにくいため、歯茎が腫れたり、虫歯が進行しやすい

ブリッジは両隣の歯を削る

・入れ歯(義歯)

入れ歯は、取り外し可能な人工の歯です。部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。歯が多く抜けている場合や、顎の骨が吸収されている場合に適しています。

ただ、装着した時の違和感というのがなかなか慣れずに結局作ったけど使わないという患者さまも少なくありません。しかし、それだと、歯が抜けたまま放置しているのと同じですのでしっかり装着する必要があります。

入れ歯にも保険適用のものから自費治療のものまで様々な種類があります。

メリット
・比較的安価
・短期間で作成できる
・どのような歯の状態でも適応となる
・取り外しが可能で手入れなどの清掃が簡単

デメリット
・取り外し可能なため、ズレたり外れたりしてしまう
・違和感がある
・部分入れ歯の場合はクラスプ(金属のバネ)を引っ掛ける歯に力の負担がかかる
・総入れ歯の場合は床と呼ばれる部分が不快となり食事も美味しく無くなる
・発音(会話)がしにくく、慣れるまで時間がかかる
・固定されていないため、ずれることがある
・定期的な調整、修理、作り直しが必要
・歯だけでなく入れ歯の手入れも必要

・インプラント

インプラントは、顎の骨にチタン製の人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療方法です。自然な見た目と機能を取り戻すことができます。

インプラントは保険適用とならず、自費治療となります。

メリット
・天然の歯のような自然な見た目と機能に回復できる
・隣の歯を削らなくていい
・長期間にわたる安定性
・インプラントの術式によっては治療期間が短くなることもある

デメリット
・高額な治療費
・外科手術が必要
・ブリッジや入れ歯に比べると治療期間が長くなることが多い

インプラントとブリッジと義歯の比較

どの治療法でも、お一人お一人のお口の状態、症例によって治療の流れは変わってきます。

自分の場合はどのような流れで治療が進んでいくのか、どれくらい期間や費用がかかるのか、歯科医師やスタッフからしっかり説明を受けて頂くことが大切です。

また、どの治療を選んでも、定期的なメンテナンスは必要です。メンテナンスで虫歯や歯周病を予防しないとまた歯が抜けてしまいます。

4. 治療を遅らせない理由

・早期治療のメリット

健康の維持
早期に治療を行うことで、口腔内の健康を維持することができます。噛む力を取り戻し、消化器系の問題を防ぐことができます。

見た目の改善
早期に治療を受けることで、見た目の問題を解消し、自信を取り戻すことができます。自信を持って話したり笑ったりできるようになります。

治療の簡便さ
歯が抜けたままの状態で長期間放置すると、他の歯が移動していくため、余計な治療が増えてしまうなど治療が複雑になることがあります。早期に治療を行うことで、簡単な治療で済む場合が多いです。

・早期治療と放置した場合の治療費と治療期間の違い

早期治療の場合
早期に治療を行うことで、比較的治療期間も短く、低コストで治療が完了する場合が多いです。

放置した場合
歯が抜けたまま放置すると、顎の骨の退化や他の歯の移動が進行し、複雑な治療が必要になることがあります。インプラントや入れ歯、ブリッジを行うために、移動してしまった歯を削ったり、矯正治療で歯を動かすことになり、治療期間が伸び、治療費も高額になることがあります。

5. まとめ

歯が抜けたまま放置することは、多くの健康上のリスクを伴います。噛む力の低下、口腔内の他の歯への影響、顎の骨の退化、見た目の問題と心理的影響など、さまざまな問題が発生する可能性があります。

早期に治療を受けることで、これらの問題を防ぎ、健康な口腔環境を維持することができます。

治療オプションにはブリッジ、入れ歯、インプラントがありますが、それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分に合った治療方法を選ぶことが重要です。

早期治療の重要性を再確認し、治療を受けるための一歩を踏み出しましょう。

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