お知らせInformation
-
新生活応援キャンペーン
2021年インプラント埋入件数1,000本を記念して新生活応援キャンペーンと題して2022年2月1日から4月30日までの間、インプラントとインビザラインのキャンペーンを行います。 インプラント キャンペーン 特典①インプラント治療の検査、診断が通常11,000円のところ無料 特典②インプラントの治療費が最大15%OFF インビザライン キャンペーン 特典③マウスピース矯正「インビザライン」の検査、診断料が通常33,000円のところ無料でご案内。 インプラントやインビザラインにご興味のあるかたはこの機会にスマイルオフィスデンタルクリニックにご相談ください。
2022.2.1 -
歯科衛生士が歯磨きのやり方をご紹介|札幌でインプラントならスマイルオフィスデンタルクリニック
スマイルオフィスデンタルクリニックの歯科衛生士が歯磨きのやり方について解説した動画をyoutubeにアップしました。毎日歯磨きをしていても正しい歯磨きの仕方でないと虫歯や歯周病を予防することはできません。インプラントは虫歯にならないから大丈夫と思われている方もいらっしゃいますが、インプラントもケアを怠ると歯周病(インプラント周囲炎)にはなってしまいます。ぜひ、この機会に正しい歯磨きについて知って頂ければ幸いです。 https://youtu.be/-yE6R-r3iqw 大切な歯を守るためには歯医者さんへの定期的な受診によるメンテナンスだけでなく、患者様ご自身がご自宅で取り組むホームケアも必要になります。これからもスマイルオフィスデンタルクリニックでは予防歯科に力を入れるべく、ホームケア情報を発信していまいります。
2021.5.8 -
GW(ゴールデンウィーク)期間の診療時間のお知らせ
札幌の西区西野・山の手と中央区旭ヶ丘にある歯医者のスマイルオフィスデンタルクリニックのゴールデンウィーク(GW)期間中の診療時間についてご案内致します。・西野本院5/1(土)9:30〜18:005/2(日)9:30〜18:005/3(月)9:30〜12:30 14:00〜18:005/4(火)9:30〜12:30 14:00〜18:005/5(水)9:30〜12:30 14:00〜18:00・山の手院5/1(土)9:30〜12:30 14:00〜18:005/2(日)9:30〜12:30 14:00〜18:005/3(月)休診5/4(火)休診5/5(水)休診・旭ヶ丘5/1(土)休診5/2(日)休診5/3(月)休診5/4(火)休診5/5(水)休診西野本院は5/3(月)〜5/5(水)の祝日も診療していますので山の手院、旭ヶ丘院に通われている方に関しても急な症状やご相談あれば西野本院までご連絡ください。
2021.4.30 -
インプラントを受けた患者様の声|札幌でインプラントならスマイルオフィスデンタルクリニック
札幌にお住いの方だけでなく、遠方からはるばる札幌まで足を運んで、スマイルオフィスデンタルクリニックを選んでくださった方もたくさんいらっしゃいます。そうした患者様のインプラント治療を受けられたきっかけやそれまでのお口の悩みをご紹介します。あなたと同じようなお悩みや不安を抱えている方の声もあるかもしれません。ひとりで悩まずにぜひご相談ください。 ※医療広告ガイドラインに基づき、治療効果に関する体験談に関してもホームページ上では掲載することができませんのでご了承くださいませ。 これまでのお口のお悩み、インプラント治療を受けようと思ったきっかえを教えてください。 固いものも噛めるようになりたい。もっと人前で歯を見せて笑えるようになりたい。将来のことを考えてインプラント治療を受けようと思いました。(40代男性) 虫歯だらけでなるべく噛まないように食事をしたり柔らかいものしか食べてませんでした。よく噛んで食べられるようになりたいのと口を開けて笑えるようになりたくてインプラントを受けました。(60代男性) 右側でしか噛めず、このままではまずいと思いインプラント治療を受けました。(30代男性) 美味しく食事をできるようになりたいと思ってインプラント治療を受けました(50代男性) 硬いものが噛めなくて食べ物の種類を気にして食事するのが不便でした(60代女性) 歯茎が腫れて食事が不便でした(40代女性) 歯がグラグラしていて硬いものが食べられず、食べられるものに制限ができたのが不便でした。(70代男性) 歯を抜いたままにして食事が不便。人と話すときに歯を見せるのに抵抗があったのでマスクをしてました。(40代女性) 歯並びが悪いのが気になる。固いものが食べられない。(40代男性) 入れ歯の手入れが面倒だった。歯茎がやせると合わなくなったりするのも嫌だった。(60代女性) 入れ歯が合わなく外れやすかった。発音がしにくく、会話するのも大変だった。入れ歯が外れる心配や不安から解消されたくてインプラントを受けました。(50代女性) 入れ歯は恥ずかしいのでインプラント治療を選びました(50代女性) 入れ歯の違和感が嫌でインプラントを受けました(50代女性) 部分入れ歯の中に食べ物が入り、毎回入れ歯を外して洗わないといけなかったのですが、職場などでは入れ歯を外して洗うことが恥ずかしくてできませんでした。(40代女性) もともと入れ歯を使っていましたが別の歯が悪くなって抜かないといけなくなりました。それに伴って入れ歯が大きくなるのが不便だったためインプラント治療を選択しました(40代女性) 入れ歯の脱着、年数経過による破損や修理の手間などで悩まされてました(50代男性) ブリッジにしてる部分が多くて歯間の掃除が大変でした(50代男性) 他の歯に負担をかけたくなかったのでブリッジではなくインプラントを選択しました(40代女性) 今まで治療してもすぐに悪くなっての繰り返しだったので全体的にしっかり治したいと思いました(50代女性) 口臭のことを言われることがあり、子供の頃から歯が悪く悩んでいました(50代男性) 親に80歳まで歯が必要だと言われて、今後の健康のことも考えてインプラント治療を選択しました(30代女性) 当院の印象を教えてください。 年中無休で対応してもらえるのが、仕事をしていて遠方から通っている自分としてはかなり助かります。スタッフさんの人数がたくさんいますがどなたも対応がしっかりしているので安心できます(40代女性) スタッフの笑顔がとても良いです(40代男性) 説明や対応が丁寧でとても良かったです(60代女性) 親切に対応してもらえるので気持ちよく通院できます(40代女性) 歯科衛生士さんの対応がとても丁寧です(50代女性) 歯科衛生士さんがいつも丁寧に接してくれるので引っ越して遠くなりましたが通院が苦ではありません(40代女性) 歯磨きの仕方など丁寧に教えてくれるのがいいです(50代女性) 予約時間通りにやってくれるのがありがたいです(60代男性) もともとインプラントという治療があることすら知らなかったのでそうした治療の選択肢があることを説明してくれて良かったです(30代男性) 治療の説明だけでなく、歯の大切さについて説明してくれて良かったです。もっと若い頃に聞きたかった。。。(60代女性) 治療の際に次何をするのか声をかけてくれるところが良かった(50代男性) どういった治療なのか、金額のことなども詳しく説明があり安心しました(50代男性) 手術のことで不安なことも多かったですが、相談しやすく安心できました(50代女性) 当初手術への不安が大きかったですが、先生やスタッフの皆さんのおかげで気分的に楽でした(40代男性) 手術中も頻繁に痛みに対して気遣っていただき安心して受けることができました(50代女性) 手術中の声かけとか親切でした(50代男性) スタッフの皆さんがいつも全力投球で気持ちいいです(40代男性)
2021.2.12 -
光機能化インプラントで治療にかかる期間を短縮|札幌でインプラントならスマイルオフィスデンタルクリニック
光機能化インプラントはインプラントと骨との接着力を増加させることでインプラント治療の成功率を高めるという画期的なものです。スマイルオフィスデンタルクリニックでは札幌市内の歯医者のなかでもこの光機能化インプラントをいち早くから導入しており、その効果の高さを実感しています。 札幌市で3,000本以上インプラント手術実績のある歯科医院スマイルオフィスデンタルクリニック西野の越前谷澄典院長が光機能化インプラントについてご紹介します。>> 越前谷先生のこれまでのインプラント治療実績 1.インプラント治療の成功、失敗の鍵 インプラントに使用されている金属は、生体親和性が高いチタンという金属です。このチタン製のインプラントを骨に埋入することで骨がチタンの周囲に取りついていきます。そして、チタンの表面の細かい部分にまで骨が入り込んでいき、インプラントと骨とが結合されます。チタンと骨とが結合することを「オッセオインテグレーション」と言い、これがインプラント治療の成功を鍵を握ります。つまり、インプラントと骨とがしっかり結合すれば成功、結合しなければ失敗となります。 2.光機能化技術 インプラント治療の成功の鍵を握る、インプラントと骨との結合をより強固にするのが光機能化技術です。なぜこの技術が生まれたのかご説明します。 2-1.チタンエイジング現象 これまで劣化したりしないと考えられていたチタン製のインプラントが、時間とともに劣化することがわかりました。2009年、UCLA(カリフォルニア大学ロサンジェルス校)の小川隆広教授の研究チームが世界的に権威ある生体材料雑誌「Biomaterials」に「チタンの時間的な劣化現象」(チタンエイジング現象)という内容の論文が発表しました。その内容は、チタン表面は、加工してからすぐの状態では非常に高い骨結合能を有しているものの、使用せずにインプラントを保管していると、その骨結合能は時間経過に伴って減少するといったものでした。 つまり、チタン性インプラントをメーカーの工場で生産後すぐに患者様の骨に埋入できればいいのですが、現実的には不可能なため、骨とインプラント接触率、あるいは骨の包囲率は、平均で50%程度、最大でも70%程度となってしまっていたのです。これまでは劣化していると考えられていなかったため、50%程の骨とインプラントの接触率でもインプラント治療は成功と言われてきました。しかし、この論文の発表と一緒に小川教授はインプラントと骨とがほぼ100%接着する方法を開発しました。それがインプラント光機能化技術です。 2-2.世界の教科書を変えた「スーパーオッセオインテグレーション」 光機能化技術はチタンエイジング現象の回復方法として、紫外線領域内の特定波長をもつ複数の光線で、決められた強度で、ある一定時間、インプラント表面を処理する技術です。 https://youtu.be/r0L_dUfb5vk 光機能化処理をしないチタンエイジングしてしまったインプラントの骨接触率50%に対し、光機能化処理をしたインプラントの骨接触率は98.2%に達します。チタンと骨とが結合することを「オッセオインテグレーション」と呼びますが、このほぼ100%と完全に近似した骨形成の現象は「スーパーオッセオインテグレーション」と呼ばれ、数々の有名科学誌ならびにチタン教科書で定義されました。 実際に歯科のインプラント治療においても、インプラント埋入後、インプラント周囲には98%を越える(ほぼ100%)の骨が出来ていることが確認されました。 3.光機能化インプラントのメリット 治療期間がが短くなること。インプラントが長持ちすること。この2つが光機能化技術を施したインプラントが患者様に与える大きなメリットです。 3-1.インプラント治療にかかる期間が短くなる インプラント自体の骨結合速度が向上するため、インプラント埋入後の治癒期間が短くなります。当院における臨床経験では通常よりも1〜2ヶ月ほど短縮され、インプラント治療の次のステップである二次手術や上部構造の作製にうつることが可能です。インプラントは部位や手術方法によりますが、基本的に手術を行ったあとは上部構造(歯の部分)がない期間があります。骨とインプラントがしっかりとくっついたことを確認してから上部構造をつけていくためインプラントと骨との接着が早ければ早いほど歯がつく時期も早くなるので治療期間の短縮にも繋がります。 3-2.インプラントの寿命が長くなる これまで平均50%だったインプラントと骨の接着率が光機能化をかけることにより98.2%に達します。光機能化をしないからといってインプラントと骨が結合しないというわけではありませんが、インプラントと骨との結合がインプラント治療の成功を鍵を握りますので、これだけ強固にインプラントと骨とが結合している分、インプラントの寿命が長くなることが期待できます。 4.おわりに 光機能化をしないからといってインプラントと骨が結合しないというわけではありません。あくまでもインプラントそのものの性能を向上させるためのものなので、光機能化技術をすれば大丈夫というわけでもありません。そのため、札幌で光機能化インプラントを行なっている歯科医院はまだまだ少ないです。そのなかでもスマイルオフィスデンタルクリニックはいち早く光機能化技術を導入しその効果を実感しています。 ・インプラント治療のご相談はスマイルオフィスデンタルクリニック西野院まで札幌市西区西野2条6丁目2-10フェリス西野1FTEL:011-668-6681・LINEでのご相談はこちらまで>>LINEでのチャット相談について
2021.1.5 -
インプラントの寿命を延ばすためのメンテナンス|札幌でインプラントならスマイルオフィスデンタルクリニック
インプラントは第二の永久歯と言われています。そのため、天然歯と同じようにしっかりとメンテナンスを行わなければ、歯が抜けてしまうのと同じようにインプラントも抜け落ちてしまいます。逆に言うとインプラントも天然歯同様にしっかりとメンテナンスを行うことで一生涯維持することも可能です。インプラントの寿命を延ばし、ずっと使い続けるために必要なメンテナンスについてご説明します。 札幌市で3,000本以上インプラント手術実績のある歯科医院スマイルオフィスデンタルクリニック西野の越前谷澄典院長がインプラント治療後のメンテナンスについてご説明します。>> 越前谷先生のこれまでのインプラント治療実績 1.インプラントの寿命を短くする3つのリスク インプラントをダメにしてしまうリスクは3つあります。「力のリスク」「細菌のリスク」「タバコのリスク」です。インプラントに限ったことではなく、何事でもリスクを知ることは大切です。リスクを知り、それを回避することで、望んだ結果が得られる可能性が非常に高くなるからです。インプラントの寿命を延ばし、一生涯大切に使い続けるためにはこの3つのリスクをコントロールし、日頃のケアを行っていくことが重要です。 1-1.「力のリスク」 くいしばりや歯ぎしりなどにより、インプラントに力の負担がかかってしまい、最悪インプラントが抜け落ちてしまうことがあります。こうした、くいしばりや歯ぎしりなどは眠っている時に無意識に行っている方が多く、ご自身では気づかなかったり、やめようと思っても難しいです。そのため、眠っている時に歯ぎしりから歯を守るマウスピースを作ったりする事で力のリスクを軽減させます。また、インプラントの上部構造がすり減ってしまうことで噛み合わせが悪くなってしまい、インプラントに過度な力がかかる恐れがあります。その場合は上部構造の部分だけ作り直してあげることで噛み合わせを改善することが可能です。このような「力のリスク」に関しては、歯科医院で診断したうえで適切な処置が必要となりますので定期的な歯科医院への受診が必要です。 1-2.「細菌のリスク」 インプラントは人工歯のため、虫歯になることはありません。しかし、インプラント周囲炎という歯周病のような状態になってしまうリスクがあります。歯周病は歯を支えている骨がなくなってしまう病気ですが、インプラントの場合でも同様で、インプラントと骨との結合がなくなり、インプラントが抜け落ちてしまいます。スマイルオフィスデンタルクリニックではインプラント手術前に、投薬による除菌、歯周ポケット内の歯石除去を徹底的に行いますが、時間が経つと細菌は戻ってきてしまいますので、インプラント手術後も定期的な歯科医院でのクリーニングとホームケアが大事になります。 1-3.「タバコのリスク」 インプラントの有無に関わらず禁煙するのが望ましいです。タバコのリスクで一番怖いのは、タバコに含まれているニコチンによって毛細血管が収縮し、血行が悪くなることで治癒が遅くなったり、最悪インプラントと骨が完全に結合できなく、抜け落ちてしまうことです。そのため、特にインプラント手術後は禁煙したほうがいいです。ニコチンには唾液の分泌量も少なくさせる作用があり、そのため口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。また、タバコを吸うことで粘着性の高いヤニ(タール)が歯に付着し、そこに細菌も吸着してしまうため、タバコは間接的に細菌のリスクを高める要因となります。 2.インプラントのメンテナンスについて スマイルオフィスデンタルクリニックでは、上記のリスクからインプラントを守り、一生涯インプラントを維持できるように、原則3ヶ月毎のメンテナンスを推奨しております。患者様のお口の中の状態によってはメンテナンスの頻度が1ヶ月毎になることもあります。これは特にご自身でのホームケアがうまく出来ていない方が多いです。逆に口腔内の状態が改善していればメンテナンスのスパンも長くなるため、普段のホームケアをしっかり行って頂きたいです。ホームケアと一言で言っても、お口の中の状態や力のリスクが違うため、お一人お一人メンテナンス方法が違います。歯科衛生士が汚れがつきやすいところや磨き残しがあるところなど、患者様の一緒に鏡を見ながら磨き方や使う道具など丁寧に指導いたします。スマイルオフィスデンタルクリニックでは、万が一インプラント周囲炎になってしまった場合の撤去、再埋入にかかる手術料金は無料で行わせて頂いておりますが、しっかりとメンテナンスにお越しいただいているというのが条件ですので、そういった意味でもメンテナンスには必ずお越し頂きたいです。インプラントのメンテナンスは大きく分けて2種類あります。まだ天然歯が残っていて欠損部位にインプラントを埋入する場合とAll-on-4(オールオン4)のように天然歯が残っていなく、すべての人工歯をインプラントで支えている場合です。それぞれのメンテナンス方法についてご紹介致します。 3.通常のインプラントのメンテナンス方法 対象はインプラントの他にも、天然歯が残っている方になります。天然歯が残っているためインプラントはもちろんですが、天然歯のケアも一緒に行ってまいります。 3-1.インプラントのメンテナンスの必要性 まず、細菌のリスクに関しては天然歯は虫歯や歯周病にかかりますが、インプラントは虫歯にはなりませんので歯周病に対するケアは必要です。次に、力のリスクに関しては天然歯とインプラントでは噛み合わせの調整方法は違ってきますので、その点を考慮して力のリスクをコントロールしていきます。お口の中は一つのお部屋のようなものです。どこか1本だけでも細菌に感染すれば、それは他の歯やインプラントにも広がってしまいますし、どこか1本だけでも噛み合わせが悪ければ他の歯に負担がかかってしまいます。そのため、お口全体をメンテンナスでしっかりとケアしていく必要があります。ケアの仕方には歯科医院で行うプロケアと患者様自身が行うホームケアの2つがあります。 3-2.歯科医院で行うインプラントのメンテナンス(プロケア) インプラントの治療が終了したあとは基本的に3ヶ月に1回、歯科医院でのプロケアを受けて頂きます。メンテナンスではクリーニングをメインに行いますが、3ヶ月毎に口腔内の細菌の検査とペリオテストというインプラント自体に揺れがないかの確認を行います。 ・歯科医院でのメンテナンスの流れ ①お口の状態のチェック天然歯に関しては虫歯の有無、かみ合わせの確認など通常の検診と同じようにお口のなかをチェックします。もし気になっている症状があったり、すぐに治療が必要な場合などはその日のうちに治療をすることもあります。 ②細菌検査お口の中の汚れを採取し、そこに潜んでいる細菌を位相差顕微鏡で検査します。リスクの高い歯周病菌が検出された場合はより詳しく調べるためにPCR検査を行ったり、投薬による歯周内科治療や歯周外科治療を行ったりします。 ③ホームケアのチェック日頃のホームケアがしっかりできているかを確認します。染め出し液というもので歯に色をつけることで、普段の歯磨きでは磨けていないところを視覚化することができます。歯ブラシの当て方や歯ブラシ以外の道具の使い方などを歯科衛生士が丁寧に指導いたします。この時に使用した道具や歯磨き粉などは、当院でも販売していますので気に入ったものがあればお帰りの際にご購入いただけます。 ④PMTC(クリーニング)PMTCは「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」という意味で、文字通りプロが行うクリーニングです。歯磨きでは落とすことの出来ない汚れや、プラークの元となるバイオフィルムを専門の機器や技術を使って除去していきます。 ⑤ペリオテスト(動的歯周組織診査)ペリオテストと呼ばれる検査器具を使用してインプラントに揺れがないか(動揺しているか)確認します。もし、インプラント周囲炎などでインプラントと骨との結合が失われてしまうと、揺れがでてしまいます。そうした場合はレントゲン写真の撮影など詳しい検査を行います。 ⑥口腔内写真撮影経過観察していくための記録として口腔内の写真を撮らせて頂きます。 ⑦CT撮影(年に1回)年に1回はCT撮影を行い、埋入したインプラントの状態やお口全体の骨の状態を確認します。 3-3.ご自宅で行うインプラントのメンテナンス(ホームケア) お口の状態もリスクも患者様によって変わってきます。そのためホームケアの仕方はお一人お一人違ってきます。例えばインプラントでブリッジを行っていたり、隣り合っているインプラントの上部構造が繋がっている(連結している)場合は、そこの部分がどうしても汚れがたまりやすく、歯茎の炎症が起こりやすいです。そうした場合は専用のデンタルフロスでのホームケアが必要になります。そのため、歯科衛生士から指導されたことをホームケアで行って頂くのが一番です。なかには歯磨きに自信がなく、毎月クリーニングを希望して来院されるかたもいらっしゃいます。 4.All-on-4(オールオン4)のメンテナンス方法 All-on-4の検診も原則3ヶ月毎にお越しいただくようお願いしております。上下でAll-on-4の治療をしている場合は、歯科医院にくるのが年に4回だけになりますので歯科医院との付き合い方が今までとは大きく変わってきます。All-on-4の上部構造は自身で歯を外すことができないため、検診のときに外して上部構造を綺麗に消毒します。 4-1.All-on-4のメンテナンスの必要性 歯が1本もなくなったからと言って歯周病にならないわけではありません。総入れ歯を使っている方も、入れ歯に歯石がついているケースがあるように、お食事をしている限りしっかりと歯磨きをしないと汚れは溜まってしまいます。本来こうした汚れは、歯の表面から歯茎の下にいき歯周病を悪化させますが、全ての歯がない場合は、インプラントの周りに汚れが溜まり、インプラント周囲炎を引き起こすリスクがあります。折角入れたインプラントがダメになってしまわないように、しっかりとプロケアとホームケアの両方を行ってインプラントを長持ちさせましょう。 4-2.歯科医院で行うAll-on-4のメンテナンス(プロケア) 通常のインプラントと同様に基本的に3ヶ月に1回、歯科医院でのプロケアを受けて頂きます。 ・歯科医院でのメンテナンスの流れ ①固定されている上部構造を外します。外した上部構造を患者様と確認し、どこに汚れがついているかやホームケアの仕方などの指導を行います。タバコがやめられていない方などは、タバコのヤニがついているため「禁煙している!」と言っても歯科衛生士にはバレているので注意してください。外した上部構造は綺麗に汚れを落として、消毒を行います。 ②位相差顕微鏡による細菌検査お口の中の汚れを採取し、位相差顕微鏡にて細菌の検査を行います。歯周病菌がいた場合は投薬による歯周内科治療をご案内します。 ③お口の中のクリーニング歯肉の状態を確認し、インプラントと上部構造をつないでいるアバットメントと呼ばれる部分をお掃除します。その際、排膿の有無の確認を行ったり、ペリオバスタージェルという歯肉専用のクリームを使い歯肉マッサージを行うなど、お口の状況に応じて歯科衛生士がクリーニングを行います。 ④ペリオテストペリオテストと呼ばれる、インプラントに動揺がないかの検査を行います。 ⑤外した上部構造を再度装着します。消毒後の上部構造に艶出しなどを行い、口腔内に上部構造を固定します。 ⑥かみ合わせの確認強く当たっているところや当たっていないところを咬合紙と呼ばれる紙を噛んで頂き確認します。問題なければこれで終了となります。上部構造が摩耗してしまい、当たりが強くなりすぎているところなどは、その場で修理していきます。場合によっては数日間お預かりして修理を行うこともございます。 ⑦CT撮影(年に1回)年に1回CT撮影を行い、埋入したインプラントの状態を確認致します。 4-3.ご自宅で行うAll-on-4のメンテナンス(ホームケア) 基本的にはご自身の歯と同じように歯磨きしていただきます。All-on-4の上部構造の場合は歯と歯の間には隙間がないため歯を磨くのは楽ですが、上部構造と歯茎との間に隙間があります。そのため、通常の歯磨きに加えて、歯茎の境目のブラッシングとフロスでのケアもお願いしています。なかなかフロスがうまく使えないという方には、ウォーターピックと呼ばれるお口用の高圧洗浄機もご用意しています。虫歯にならないからといって歯磨きを疎かにすると人工歯にも着色や歯石がつき、見た目が悪くなったり周囲炎を引き起こしたりしますので、しっかりとしたホームケアが大切になります。 ※インプラント治療の注意事項・外科治療が必要となります。・骨の状態によっては仮歯を固定することができず入れ歯を使用する場合もあります。・治療後の口腔管理が不適切な場合、インプラント周囲に感染、炎症が起きることがあります。※インプラントは保険外診療です費用:オールオン4(片顎)・・・195万円(税抜き) ・インプラント治療のご相談はスマイルオフィスデンタルクリニック西野院まで札幌市西区西野2条6丁目2-10フェリス西野1FTEL:011-668-6681・LINEでのご相談はこちらまで>>LINEでのチャット相談について
2021.1.4 -
年末年始の診療案内
12/28(月)〜1/4(月)までの各医院の診療時間についてご案内します。 ・スマイルオフィスデンタルクリニック西野本院12/28(月)通常診療12/29(火)9:30〜12:3012/30(水)9:30〜12:30 14:30〜18:0012/31(木)9:30〜12:301/1(金)10:30〜12:301/2(土)10:30〜12:301/3(日)10:30〜12:301/4(月)から通常診療 ・スマイルオフィスデンタルクリニック山の手12/28(月)9:30〜12:3012/29(火)〜1/3(日)休診1/4(月)から通常診療 ・スマイルオフィスデンタルクリニック旭ヶ丘12/28(月)9:30〜13:0012/29(火)〜1/4(月)休診1/5(火)から通常診療
2020.12.25 -
インプラントは危険なの?安全な歯医者の選び方|札幌でインプラントならスマイルオフィスデンタルクリニック
「インプラント治療は危ない」「インプラントはやめたほうがいい」実際にそうした声を患者様から聞くことがありますし、残念ながら「インプラントは危ない」というのが日本国内での世間的なイメージだと思います。インプラント治療は患者様の満足度も高く、エビデンスに基づいたとても素晴らしい治療です。このインプラント治療の素晴らしさを知って頂くためにも、メリットだけでなく、リスクや危険性についても正しく理解して頂くことが大切だと考えています。 札幌市で3,000本以上インプラント手術実績のある歯科医院スマイルオフィスデンタルクリニック西野の越前谷澄典院長がインプラント治療時に考えられる偶発症とその対策についてご説明します。>> 越前谷先生のこれまでのインプラント治療実績 1.インプラント治療は危険なのか? 国民生活センターでも実際の患者様からの声としてインプラント治療におけるトラブルというのは報告されていますが、本当に「危険」と呼べるトラブルは極めて少数です。「聞いてなかった」と言うような説明不足なものから、保険適応外のための金銭的なトラブル、インプラント治療とは直接的な因果関係がないトラブルばかりです。これらはほとんどが避けられるトラブルですし、患者様と歯科医院側との信頼関係の問題だったりします。こうしたトラブルから「インプラント=危険」というイメージが作られているのだとは思いますが、そのなかでもごく稀にいわゆる本当に「危険」と呼ばれるトラブルもあります。それがインプラントの手術時における偶発症です。 2.インプラント治療が危険な理由 インプラント治療を行うのが危険な症例は、この偶発症のリスクが高い症例です。偶発症というのはその名のとおり予期せず起きてしまうことです。手術である以上、絶対安全とは言えない理由がこの偶発症です。偶発症を引き起こしてしまう主な原因、つまりインプラント治療が危険な理由として①歯科用CTを使っていない、②器具の滅菌体制などの衛生管理が不十分、③歯科医師の診断と治療の技術不足があげられます。逆にいうと、この3点こそが偶発症のリスクも限りなくゼロにすることにも繋がります。 2-1.歯科用CTを使っていない 偶発症の代表例が神経麻痺や血管損傷です。こうした危険を避けるためにも歯科用CTは必須です。未だにインプラント治療を行う際にパノラマレントゲン写真だけを頼りにインプラント治療を行っているといった報告を耳にしますが、インプラント治療を数多く行っている私からしても恐ろしくてそんなことはできません。 2-2.衛生管理が不十分 器具を滅菌せずに使用したり、手術時の器具の取り扱いなど院内感染対策が不十分であれば細菌感染を引き起こしてしまいます。どこの歯科医院でもこうした衛生管理はインプラント手術を行う術者が直接行うことはほとんどなく歯科助手や歯科衛生士といったアシスタントスタッフが行います。つまり、インプラント治療は術者の手技だけでなく、スタッフ含めてチームで行う必要があるということです。先生が素晴らしいのはもちろん大切ですが、チーム医療としてインプラント治療を行える環境を整えているかが衛生管理のポイントとなります。 2-3.歯科医師の診断と治療の技術不足 技術と言っても手技的な技術だけでなく、「これはどれだけ危険性が高いか」といった診断の部分の技術も非常に大切です。親知らずの抜歯などで「難しいから大学病院を紹介します」と言われたことがある患者様は多いと思いますが、これこそがとても大切なことなのです。私もインプラント手術だけでなく親知らずの抜歯なども数多くの経験があり自信もありますが、それでも「これは怖いな」という症例はありますし、そうした場合は大学病院などへ紹介します。患者様からリスクを承知のうえでどうしても先生に抜いて欲しいと仰って下さった場合は行います。意外とそうした手術のほうが何事も起こらないのが偶発症の怖いところです。それで過信して油断すると起こるから偶発症なのです。 3.インプラント手術で起こりうる偶発症 インプラント手術での偶発症の具体的な例をいくつかご紹介します。 3-1.神経麻痺 手術中にドリルやインプラント体が神経や血管を損傷、圧迫させてしまうことで神経麻痺を引き起こしてしまう危険があります。特に注意が必要なのが下顎のインプラント手術の時で起こりうる麻痺が3種類あります。①下歯槽神経麻痺②舌神経麻痺③オトガイ神経麻痺ただし、歯科用CTであれば神経の位置を正確に把握できることがほとんどですし、こうしたリスクがあるという前提で慎重に処置を行うことでこうした危険は回避することができます。 3-2.血管損傷 上顎にも下顎にも動脈があり、これを損傷させてしまうと大量出血の危険があります。起こりうるとすると神経麻痺と同様に手術中にドリルやインプラント体が血管を損傷させてしまった場合です。上顎よりも下顎のほうが注意が必要な動脈が多いですが、こちらに関しても歯科用CTで神経の位置を確認することができますのでこうした危険を回避することが可能です。 3-3.上顎洞炎 上顎の奥歯の部分のインプラント治療の場合は上顎洞炎の危険を回避しなければなりません。上顎洞炎を引き起こしてしまう原因としては下記の3つがあります。①インプラントを埋め入れる手術の際に上顎洞粘膜を傷つけてしまった②インプラントが上顎洞粘膜に入り込んでしまった③上顎の奥歯の骨の量が不足しており、「サイナスリフト」や「ソケットリフト」によって骨の厚みを増やそうとした際に上顎洞粘膜を傷つけてしまったこれらは事前のCTで骨の厚みなどを確認して避けることができるものもあれば、実際のインプラント手術中の歯科医師の技術に左右されるものもあるため、上顎の奥歯のインプラントが難しいと呼ばれる所以です。 3-4.細菌感染 インプラント手術では、歯茎を切開してインプラントを埋入していきます。そのためそこから様々な細菌が血管に入り込み細菌感染(ウイルス感染)を引き起こす危険があります。対策としては器具や器材の滅菌やできる限り使い捨て(ディスポ)な備品を使用するなどは当然なこととして、それよりも重要視していることが清潔域と不潔域の区別を明確にすることです。スマイルオフィスデンタルクリニックでは手術が始まる前に手術室を清拭による消毒などでクリーンな状態にしたうえで、清潔域・不潔域の区別を明確にし、それぞれのエリアを担当するスタッフも明確にしています。これは、どれだけ滅菌した器具を使っていても不潔域に触れたスタッフが触れれば意味がなくなるからです。そのためインプラント手術の際には術者(執刀医)以外にアシスタントスタッフが2〜3名は必須となります。 3-5.骨壊死 骨壊死が起こりうる原因としてインプラント埋入時のオーバーヒートとBP系薬剤関連顎骨壊死(BRONJ)の2つがあげられます。①オーバーヒートインプラントを埋入するためにドリルで穴(埋入窩)を作ります(ドリリング)。このドリリングの際に過剰な摩擦熱によって骨壊死を引き起こし、インプラントが骨と固定せずに脱落してしまうことがあります。そのため、ドリルの回転数を気をつけたり、注水しながら(冷却しながら)行なっていきます。②BP系薬剤関連顎骨壊死(BRONJ)骨粗鬆症の治療に使用するビスホスホネート系薬剤が影響して骨壊死を引き起こす危険があります。明らかな原因は明確にはなっていませんが、これは外歯瘻や病的骨折を引き起こすことにつながり非常に危険です。 3-6.誤飲・誤嚥 インプラント手術では非常に細かい部品を使用するため、誤飲してしまう危険があります。誤飲を防ぐために、咽頭にガーゼを敷いたり、器具に糸(フロス)を結んでおくことなどしています。それでも、インプラントに装着するネジのような非常に細かいパーツなどは喉が大きく開いていたり、反射反応が起きずに誤飲してしまうことはゼロではありません。誤飲しても非常に小さなものですので食道に入ってくれれば大きな問題にはならないのですが、万が一、誤嚥してしまったら(気管に入ってしまったら)危険ですので、誤飲してしまった場合は念のため提携先の病院にて胸部のX線撮影を行ないます。 4.安全にインプラント治療を受けるための歯科医院の選び方 ご紹介したとおり「危険」と言われるもののほとんどが歯科医院側がしっかりとした対策を行っていれば避けられるものばかりです。偶発症は歯科医院側として絶対に避けなければならないものですし、歯科医院側が責務を果たせば避けられるものだと考えています。それでも予期せぬこととして起こるのが偶発症なので、絶対安全という言葉は使えませんが、限りなくゼロに近づけられます。大切なのは万全な準備をしていても起きてしまうことがあるという前提で慎重にインプラント治療を行うことが大切です。最後にインプラント治療を受けるときの歯科医院の選び方をご紹介します。 4-1.歯科用CTの有無 インプラント治療において歯科用CTは必要不可欠です。スマイルオフィスデンタルクリニックでは症例に応じて撮影のモードを切り替えたり、2台の歯科用CTを症例によって使い分けたりしています。また、術前の診断時だけでなく、手術中も随時CT画像と実際の口の中の状況を確認しながらインプラント手術を行っています。 4-2.チーム医療体制による衛生管理 院内感染対策を行うためには滅菌器具などのハード面とスタッフの知識などのソフト面の両方が必要不可欠です。歯科医院として安全なインプラント治療を提供するために、スマイルオフィスデンタルクリニックでは常にスタッフ研修などを通してチーム全体でインプラント治療に対する知識を深めています。 4-3.インプラント治療の実績が豊富 技術があるかどうかはなかなか判断することができないと思いますが、技術は経験がものをいいますので症例数と実績が目安となると思います。症例数が多いといっても簡単なインプラント手術ばかり行っている可能性もありますので、ご自身と同じような症例を行ったことがあるか、難しいインプラント手術の実績はどれだけあるのかも確認するのがいいと思います。そのため、スマイルオフィスデンタルクリニックでは症例数だけでなくどのような症例だったのかもホームページ上で紹介しています。昔の症例などは今見ると恥ずかしかったりもしますし、他の先生からすると色々な感想を持たれるかと思いますが、こうした情報を発信することで、インプラント治療の正しい情報が広まり、より多くの方がインプラント治療でご満足頂けることに繋がると考えています。 ※インプラント治療の注意事項・外科治療が必要となります。・骨の状態によっては仮歯を固定することができず入れ歯を使用する場合もあります。・治療後の口腔管理が不適切な場合、インプラント周囲に感染、炎症が起きることがあります。※インプラントは保険外診療です費用:オールオン4(片顎)・・・195万円(税抜き) ・インプラント治療のご相談はスマイルオフィスデンタルクリニック西野院まで札幌市西区西野2条6丁目2-10フェリス西野1FTEL:011-668-6681・LINEでのご相談はこちらまで>>LINEでのチャット相談について
2020.12.3 -
【静脈内鎮静法】どんな感じ?リスクや副作用は?
インプラント治療は不安や緊張を抱きながら治療を受けられる方は非常に多いです。そのためスマイルオフィスデンタルクリニックでは少しでもリラックスして治療を受けて頂けるよう静脈内鎮静法をご用意しております。基本的には患者さまのご要望があればご案内させて頂いておりますが、インプラント治療のなかでも患者さまのご負担が大きくなるAll-on-4(オールオン4)治療においてはこちらから患者さまに静脈内鎮静法を推奨させて頂いております。 札幌市で年間1,000本以上のインプラント埋入をおこなっているスマイルオフィスデンタルクリニックの越前谷理事長が静脈内鎮静法のメリットと副作用についてご紹介します。 1.静脈内鎮静法とは 静脈内鎮静法(Intravenous Sedation:IVS)とは、鎮静薬や麻酔薬を点滴から静脈内に注入し、治療に対する不安や恐怖心を取り除く方法です。 1-1.痛みを取る麻酔ではなく、不安や恐怖心を取る麻酔 静脈内鎮静法はあくまでも不安や恐怖心を取り除き、精神的な安静状態をもたらすのが目的です。痛みを感じさせない麻酔は通常の歯科治療で行う局所麻酔を用います。スマイルオフィスデンタルクリニックでは局所麻酔の際も痛みを感じさせないような取り組みを行っていますが、静脈内鎮静法と併用することで、うとうとしている間に麻酔をしてインプラント手術も終わらせることが可能です。 1-2.静脈内鎮静法と全身麻酔との違い 全身麻酔との違いは、全身麻酔では意識がなく、自発呼吸もできなく、入院が必要ですが、静脈内鎮静法では意識はあり、自発呼吸もでき、入院は不要です。 2.静脈内鎮静法のメリット 静脈内鎮静法のメリットは大きく3つあげられます。 2-1.気がづいたらインプラント手術が終わっている 患者さまは傾眠(眠ったようなうつらうつらしているような状態)あるいは入眠状態になりますので、気づいた時には治療が終わっている、長い時間かかったのにあっという間に感じられるといったメリットがあります。 2-2.リラックスした状態でインプラント手術が受けられる 過度な緊張や不安は麻酔が効きにくくなったり、神経性ショックをはじめとする全身的な偶発症を発生させる原因ともなりますので、リラックスしながらインプラント治療が受けられることは安心でもあり、安全でもあるのです。 2-3.健忘効果で嫌な思い出を残さない 基本的には傾眠状態で行いますので意識はあります。治療中もこちらが「痛いですか?」と聞くと「大丈夫です」といった会話が行われています(実際は頷いたり、手を上げてもらったりして答えてもらっています)。それでも治療が終わった後は全く覚えていないという方がほとんどです。歯医者さんが苦手な方のほとんどの原因は、痛みを覚えているというよりは「痛かった記憶」が脳裏に残っているのが原因だと思われます。インプラント手術に対する「痛かった記憶」や「つらかった記憶」を残さないというのは今後の歯科治療においてもとても大切なことです。 3.静脈内鎮静法のデメリット 薬を使用する以上、全ての方が適応ではなく受けられない方がいらっしゃいます。また、当日に患者さまに守って頂きたいお約束もあります。逆に言うと、そうしたことがクリアされれば基本的には安全性の高い麻酔方法だと言えます。 3-1.静脈内鎮静法のリスク、副作用 静脈内鎮静法で使用する薬剤の代表的なものとして「ミダゾラム(ドルミカム)」「プロポフォール」があげられます。それらの薬剤の副作用が一番のリスクとなります。薬剤の禁忌症例は次にご紹介しますが、問題ない方に関しましても薬剤を使用する以上、血圧やSpO2(動脈血酸素飽和度)など、全身をモニタリングをしながら薬の量を調節していきますのでご安心ください。 3-2.静脈内鎮静法を受けられない方 静脈内鎮静法で使用する薬剤の副作用として、以下の方は受けられないです。・妊娠している方流産の危険性があります。・開口障害、小顎症の方症緊急時の気道確保が困難なためです。・緑内障の方悪化する可能性があります。・HIVの方多くの抗HIV薬では静脈内鎮静法に使われるドルミカムという薬剤は併用が禁忌とされています。・てんかんの既往がある方 てんかんが再び起こる可能性があります。・ご家族に悪性高熱症の既往がある方吸入麻酔使用時、意識障害等を引き起こす悪性高熱症を発症する時が稀にあり、さらに頻度は低いですが、今回使用する鎮静剤使用時に悪性高熱類似症状を発症する時があります。 3-3.当日の注意事項 鎮静時に嘔吐などが起こると、誤嚥して肺炎などを引き起こす危険があるため、処置開始5時間前から飲食は禁止となります。飲み水は2時間前まで可能です。術後も稀にフラつきや眠気が残る可能性がありますのでお車での運転は控えて頂きます。ご家族の方などにお迎えに来ていただくか、難しそうでしたら送迎させて頂きますので何なりとご相談ください。 4.静脈内鎮静法の流れ ①事前の体調確認体調や当日の注意事項など再度確認させて頂きます。不安なことや疑問点があればご遠慮苦なくご質問ください。②生体情報モニターの設置血圧計や心電計、パルスオキシメーター(爪で動脈中の酸素濃度を測る器械)などをつけます。③点滴を注入点滴で麻酔薬を注入していきます。注入後すぐに効果が出始めていき、ゆっくりと眠くなってきますが、意識もあり会話もできます。この時の会話も術後ほとんどの患者さまは覚えていません。④治療開始(モニタリング)麻酔が効いているか確認した後、治療を開始します。治療中も術者とは別の麻酔担当医が異常がないか常にモニターで身体状況をチェックしています。⑤リカバリー治療後は麻酔効果が抜けるまでのあいだ少しお休みして頂きます。スマイルオフィスデンタルクリニックにはお休み用のヒーリングルームというお部屋をご用意しています。All-on-4(オールオン4)治療の場合はこの間に仮歯を作成します。通常のインプラント治療や親知らずの抜歯などでは、眠気やフラつきがないことを確認して、その後の注意事項を再度お伝えしてからご帰宅頂けます。麻酔を止めてからのリカバリーが早いというのも静脈内鎮静法の特徴です。 5.インプラント手術時における静脈内鎮静法 インプラント手術時は骨に穴を開けてインプラントを埋入していきます。その際に「ゴリゴリ」といった削る音が聞こえたり、振動を感じたりされます。静脈内鎮静法を行なったうえでインプラント手術を受けていただくことで、そうした嫌な記憶は残らず、安心してインプラント治療を受けて頂けます。ただし、1本2本のインプラント埋入であれば手術時間は1時間もかかりません。そのため静脈内鎮静法を行うほうが時間がかかったり、術前術後の制限ができたりなど、かえって負担を感じてしまう方もいらっしゃいます。All-on-4(オールオン4)のように広く骨を削ったりする大掛かりなインプラント手術の場合は静脈内鎮静法を推奨しますが、すぐに手術が終わるようなケースで、特に不安や恐怖心が強くなさそうな患者さまに関しては、無理に静脈内鎮静法を行わなくてもいいかもしれません。そうしたことも治療前に一緒に考えてまいりますのでご安心ください。 6.おわりに 静脈内鎮静法は非常に安全性の高い麻酔方法です。それは事前の問診や血液検査を行ったうえで静脈内鎮静法が問題なく行えるかをしっかりと調べているからです。残念ながら場合によっては静脈内鎮静法を受けられない方もいらっしゃいますが、そうした方もご安心していただけるよう笑気ガス鎮静法もご用意していますし、何よりインプラント治療の不安や緊張を和らげる一番の薬は患者さまとの信頼関係だと思っています。スマイルオフィスデンタルクリニックでは安全なインプラント治療を行うにあたって問診や検査や度々行わせて頂いておりますが、そうした中で信頼関係を築いていけるよう、説明や対応など患者さまとのコミュニケーションを大切にしております。静脈内鎮静法だけでなく、患者さまが安心して通って頂けるよう日々診療しておりますのでご安心くださいませ。 ・インプラント治療のご相談はスマイルオフィスデンタルクリニック西野院まで札幌市西区西野2条6丁目2-10フェリス西野1FTEL:011-668-6681・LINEでのご相談はこちらまで>>LINEでのチャット相談について
2020.11.24 -
上顎の奥歯のインプラントが難しい理由(サイナスリフト・ソケットリフト)|札幌の歯医者スマイルオフィスデンタルクリニック
上顎(うわあご)の奥歯にインプラントを考えている方は、骨の量に注意が必要になります。 目の下、鼻の横には、サイナス(上顎洞)と呼ばれる空洞があります。この空洞があるため、上顎は奥歯にかけて骨が薄い方が多く、しっかりと歯が生えている状態でも骨が薄い方も多くいます。 インプラントは骨に埋入するため、ある程度の骨の量が必要になります。そのため、一定の骨量がない場合はインプラントの治療が難しくなり、歯医者さんによってはインプラントができないと言われてしまいます。 そうした理由で「骨が薄いからインプラントができないと言われた」とインプラント治療を諦めてしまう方は少なくありません。 しかし現在では、様々な治療方法で骨の厚みや幅を作ることで安心してインプラント治療が受けられるようになりました。 札幌市で年間1,000本以上のインプラント埋入手術を行なっている理事長の越前谷澄典が骨が薄いとなぜインプラント治療が難しくなるのか、そもそもなぜ骨が薄くなるのか、上顎の骨が薄い方はどのようにインプラント治療を行うのかについてご紹介します。>> 越前谷先生のこれまでのインプラント治療実績 1.上顎の骨が薄いとインプラント治療が難しい理由 スマイルオフィスデンタルクリニックにも過去にインプラントを考えていたけど、他の歯医者さんで骨が薄くてインプラントができないと言われたという患者様も多く来院されます。 一般的にインプラント治療では、長さが10mm以上のインプラントフィクスチャーを使用するため、上顎の奥歯のところの骨が10mm以下であると、インプラントが上顎洞を突き破ってしまい、上顎洞炎という感染症を引き起こしたり、インプラントが上顎洞の中に迷入してしまうリスクがあります。 骨の量がなければインプラントがしっかりと埋入できず、不安定になってしまい長持ちしない原因になってしまいますし、骨の幅がないとインプラントが剥き出しになってしまいます。 1-1.短いインプラントを使うとどうなるのか 骨が少ないのであれば、その長さや幅に合わせたインプラントを埋め込めばいいのでは?と思われるかもしれません。実際インプラントにも様々な長さや幅のものがあり「ショートインプラント」と呼ばれる8mm以下のインプラントもあります。 ここで注意が必要なのが、インプラントも歯の構造と似ており、歯は、「歯冠」と呼ばれる歯茎から上に出ている部分と、「歯根」と呼ばれる歯茎に埋まっている部分からなります。 通常、歯冠より歯根のほうが長いため、歯がぐらついたり、突然抜けてしまう心配もありませんが、この歯根が短くなればなるほど歯は安定性を失ってしまうため、歯の寿命が短くなってしまいます。 インプラントは「第二の永久歯」と呼ばれているとおり、インプラントも歯の構造と同じです。歯根の役割をしている「フィクスチャー」と歯冠の役割をしている「上部構造」からできていて、歯根が短くなればなるほど安定性を失うように、骨とフィクスチャーの接着面積が少なくなるほど安定性を失ってしまうのです。 2.なぜ骨が薄くなるのか 上顎の奥歯の骨は元々薄いところなのですが、長年入れ歯を使っていたり、歯周病が進行している場合は更に薄くなってしまいます。 2-1.ブリッジや欠損歯の放置 骨は、筋肉と同じように鍛えると作られ、強くなります。歯があるときは、噛むことによって骨に適度な刺激が与えられ、骨が無くなることはありません。しかし、歯が無くなってしまうと骨に刺激がいかず、どんどん骨は衰えていき、次第にやせ細くなってしまいます。 このように骨がやせていくことを、「骨吸収(こつきゅうしゅう)」と呼びます。 骨吸収は失った歯をそのまま放置しているだけではなく、ブリッジという治療方法でも起こります。ブリッジは見た目上は歯があるように見えますが、実際に歯があるわけではありませんから、骨には刺激が与えられないため、骨吸収は進んでいきます。 2-2.歯周病によって骨が破壊される 歯があっても骨が痩せてしまうことがあります。その原因が歯周病の進行です。 歯周病は、歯が埋まっている骨(歯槽骨)がどんどんなくなっていく病気です。「歯茎が下がってきた」という言葉を耳にしたことはありませんか?これは歯茎が下がっているのではなく、歯茎の下の骨がなくなっていくため、それと一緒に歯茎も下がっていくのです。 歯を支えている骨がなくなっていきますので、支えを失った歯はだんだんグラグラするようになり、最悪抜け落ちてしまいます。 一度なくなった骨は、元に戻ることはありません。歯周病を放置してしまうと歯が抜け落ちるまで骨はなくなっていき、薄くなるのです。 2-3.入れ歯によって骨が痩せる 程よい刺激がないと骨が痩せてしまうと前述しましたが、過度な刺激も骨が痩せてしまう原因となります。 よくみる例が、合っていない入れ歯を使っている方です。入れ歯が合っていないと歯茎に無理な力(負荷)がかかってしまうため、骨が痩せてしまいます。 総入れ歯をつけているおじいちゃん、おばあちゃんが入れ歯を外すと、唇が内側に入っていくようなクシャッとした顔になりますよね。 これも、歯が無くなり骨が無くなった影響です。 3.上顎の骨が薄い人がインプラントをするための骨増成術 上顎の奥歯の骨が薄い方はどのようにして長持ちするインプラントを埋入していくのでしょうか。 スマイルオフィスデンタルクリニックでは、患者様の将来性を考えて、インプラントの寿命を長くできるように、最短でも10mmのインプラントを使用しています。 そのため、上顎の奥の骨の量が10mmを下回っている場合は、骨増成術(こつぞうせいじゅつ)で骨を増やしてから、インプラントを埋入するようにしています。 主に、上顎の奥の部分で行われる骨造成術には「サイナスリフト」と「ソケットリフト」の2つがあります。 3-1.サイナスリフト 骨が極端に薄い場合、たくさん骨を増やす必要があります。そうした場合に行うのが「サイナスリフト」です。 歯茎側面に穴をあけ、慎重に粘膜を剥がしできたスペースに上顎洞(=サイナス)を持ち上げる(=リフト)ように、人工骨を入れていく方法です。 3-1-1.サイナスリフトのメリット 骨が非常に薄く、インプラントができないと言われた方もサイナスリフトを行うことで安心してインプラント治療が受けられます。 サイナスリフトは奥歯の広範囲に骨を作っていくことができるため、複数本インプラントを埋入することも可能です。 また、歯茎側面を切開して直視下で(目で確認しながら)行いますので安全性は非常に高いです。 3-1-2.サイナスリフトのデメリット サイナスリフトは、歯茎の側面に穴を開け人工骨をいれていくので傷口が大きくなります。そのため、回復に時間がかかり、術後腫れることがあります。 特に、術後お鼻をかんだりすると、鼻水に血が混ざったりしますが、これは上顎洞(サイナス)は副鼻腔のひとつで、鼻腔に繋がっているからです。術後は強くお鼻をかまないようにお願いしています。 また、ほとんどの方はサイナスリフトとインプラントの埋入を同日に行いますが、骨の状態によってはサイナスリフトとインプラントの埋入を別々で行うこともあります。その場合はまずサイナスリフトを行い、人工骨とご自身の骨が馴染むまで6ヶ月待ってから、インプラントを埋入することになるため、治療期間を長くなってしまいます。 3-2.ソケットリフト ソケットリフトはそこまで骨が薄くない場合に行われます。サイナスリフトと違い広範囲ではなく、部分的に骨造成を行っていく方法です。 3-2-1.ソケットリフトのメリット ソケットリフトは、外科手術の範囲が少ないため、傷口が小さくなり負担がも少なくなります。 3-2-2.ソケットリフトのデメリット ソケットリフトは部分的に骨を作っていく方法のため、サイナスリフトほど広範囲に骨を増やすことはできません。また、ソケットリフトは直視下ではなく、盲目的で見えない環境下で行う方法のため、上顎洞の境目の粘膜を破いてしまう恐れがあります。 4.骨が薄い人ほど歯科医師の技術が問われます インプラントは手術が必要な治療です。簡単な手術、難しい手術と分けるとすると、骨が薄い人ほど難しい手術になると思ってください。札幌市内でインプラント治療を行なっている歯医者さんは多いですが、サイナスリフトやソケットリフトのように骨を増やす手術には非常に高度な技術が必要なため、こうした骨造成術を行なっていない歯医者さんは多いです。そうした理由からスマイルオフィスデンタルクリニックには他院で骨の厚みがなくインプラントができないと言われた患者さまのご相談も多数受けますが、みなさま無事にインプラント治療を受けて頂けていますので、インプラントを諦めてしまった方はもちろんのこと、上顎の奥歯にインプラントを検討されている方はぜひ一度ご相談くださいませ。 ※インプラント治療の注意事項・外科治療が必要となります。・骨の状態によっては仮歯を固定することができず入れ歯を使用する場合もあります。・治療後の口腔管理が不適切な場合、インプラント周囲に感染、炎症が起きることがあります。※インプラントは保険外診療です費用:インプラント1本:30〜35万円(税抜き) ・インプラント治療のご相談はスマイルオフィスデンタルクリニック西野院まで札幌市西区西野2条6丁目2-10フェリス西野1FTEL:011-668-6681・LINEでのご相談はこちらまで>>LINEでのチャット相談について
2020.11.17